80歳。90歳。と年齢を重ねますと、どうしても体に不調が現れます。
症状は様々で、腰痛やひざの痛み、指の動きが鈍い、腕が上がらない、正座が出来ない、足がつる、などなど、お悩みを抱えている方は多いです。
お客様によっては
「最近は、転んでケガをしたくないからなるべく動かないようにしているんだよ!」
という方と
「いくつになっても元気でいたいから、散歩も体操も毎日やってるの!」
という方がいらっしゃいます。
両者とも、
万が一のケガの“予防”として・・・
動ける体を維持するための“予防”として・・・
家族のため、自分のために心がけを持って日々を送っているのだと思います。
ですが、前者の場合、ケガの予防のためになるべく動かさないように心がけても、今の体の状態を維持できるかというと、それは疑問が残ります。
人間の身体は、30歳を過ぎると筋肉に1日半負荷がかからないだけで衰えてしまうと言われています。何もかも便利になりすぎた世の中で、なるべく動かさないように心がけてしまうと、予想以上に動けない体になっていきます。
体を動かさずにいると、
筋肉が硬くなる → 血行不良で疲れやすい → 姿勢維持・反復動作がツラくなる → 身体を動かしたくない…
このように、負のスパイラルに入ってしまい、「動かしたいときに動かせない」身体になってしまいます。
そうならないためにも、
「いくつになっても元気でいたいから、散歩も体操も毎日やってるの!」
という方のように日々の身体のケアは欠かさずにやっていきたいです
当店でおすすめする
“予防”のための身体のケアは3種類
①起床時に身体のバランスを整える操体法
簡単な体操で、左右の違和感を取り除き動きやすい身体を作ります
1、仰向けで両膝を立て、無理のないようにゆっくりと左右に膝を倒します
この時に倒しやすい方、違和感がない方、楽な方を確認します。
2、呼吸を止めず力まないように、楽な方へと倒します
5秒間キープしたら、その場でストーンと力を抜き、膝を戻します。
これを5回ほど行います。
3、最後にもう一度、楽な方へ倒してから逆側へ倒します。
これだけで、倒しにくい方がスッキリします。
②就寝時に筋肉をほぐすストレッチ
一日頑張った筋肉の疲れをストレッチでほぐします
1、仰向けで両膝を立て、腕を痛みが出ない所で左右に開きます。
2、そのまま無理のないようにゆっくりと左側に膝を倒します
①の操体法と似ていますが、この場合は呼吸を止めず力まないように、イタ気持ちいいところで20秒持続するのがポイントです。
3、これを3回づつ、逆側も行います。
伸びる部位は、右のおしり~背中にかけて・・・右腕の付け根あたりです。
体の状態によって、別の部位が伸びる方もいます。
ストレッチは、リラックス効果もあり、ぐっすり眠れる方も…。
③最低でも月に一度は筋肉を揉みほぐす
ご自分での体操やストレッチでほぐしきれない部分は当店の揉みほぐしにおまかせください!!
☆☆☆☆☆
昨年から、身体のケア3種類を実践していただいているお客様がいらっしゃいます。
☆☆☆☆☆
富士宮市Sさま 82歳男性です。
2018年8月初めてのご来店。
症状は、右腕が肩よりも上がらず、腰痛もあり困っているとのことでした。
体の状況から、症状に合ったストレッチと操体法をいっしょにやってみました。
2回目のご来店。
腕が上がるようになり、その後も月3回のペースでご来店いただき、毎日の操体法とストレッチを継続していただいたようです。
6回目のご来店。
2か月後には、痛みや違和感なく動かせるようになりました。
お客様からは、「体が軽くなって、腕も上がるようになり荷物の持ち運びも軽くなってよかった。」お声をいただきました。お知り合いの方からも、「体の動きが以前とは違う」と気付かれるほどです。
2018年9月からは、月に一度の同業者コラボ企画「コアほぐし」をご利用いただいておりますので、毎月の体の細かな変化をご自分でも感じていただけるようになりました。
昨年までは、「腕があがらない。腰痛が・・・」ということで、ご利用いただいておりましたが、現在では、まさに“予防”としての位置づけでご利用いただいております。
“予防”のための身体のケアは、いつ始めても遅くはないです。
いくつになっても元気でいたい方♪
ご自分の体を大事にし過ぎないように心がけてみてください。